メキシコ・カンクンで現地時間12月15日に防衛戦に臨んだ帝拳ジムのベネズエラ・コンビ、デビューから18連続1回KO勝利の世界記録保持者のWBAスーパー・フェザー級王者エドウィン・バレロとWBCフェザー級王者ホルヘ・リナレスはともにKOで防衛成功。帝拳ジム松田直樹も負傷TKO勝ちで前王者ルディ・ロペスを返り討ちに。
メインに登場したエドウィン・バレロは挑戦者の元米大陸王者のサイド・サバレタを初回からサンドバッグ状態にする猛攻。この回終了間際、左で倒したバレロはそのままノンストップで攻めまくり、挑戦者は青息吐息。3回、ロープ際で右を打ち込むと、サバレタは棒立ちになり、主審が割って入った。TKOタイムは1分18秒。、デビュー以来の連続KOを23に更新して3度目の防衛に成功した。
バレロは「アメリカで強い相手と対戦して自分がベストであることを証明したい」と力強く宣言。念願のパッキアオ戦へ一歩前進した。19歳の時にバイク事故に遭い、健康上の理由から米国のライセンスが交付されない状況が続いている。プロモート契約を結ぶ帝拳ジムの本田会長とともに、今後も粘り強く交渉していく。
ホルヘ・リナレスは初回、挑戦者WBCフェザー級11位のガマリエル・ディアスの先制攻撃でトラブルに陥ったが、2回以降、冷静に対応。ジャブで形勢を立て直して4回、芸術的な右アッパーで豪快にディアスを倒す。迎えた8回、またも鋭い右カウンターを炸裂させると、ディアスはマットに失神。KOタイムは2分2秒。戴冠戦のラリオス戦に続くセンセーショナルな勝利でリナレスは初防衛に成功。
前王者ルディ・ロペスとリマッチを戦った松田直樹は雪辱を期す地元ロペスのリーチを生かした攻めに先手を奪われたものの、5回、右でロペスの左目をカットさせる。この一撃が値千金となり、以後もメキシカンに攻勢を許したものの、出血が止まらないロペスに8回終了時のインターバルで無念のドクターストップ。松田が負傷TKO勝ちを飾った。この試合はWBCフェザー級挑戦者決定戦として行われた。

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