協栄ジムの金平桂一郎会長が22日、亀田一家を解雇する可能性を示唆した。
11日の世界戦で反則行為を繰り返して処分を受けた亀田大毅の父・史郎氏が、大阪市のオールジムへの移籍を画策したと、22日朝のテレビ番組で報じられたことを受け「テレビを見て知った。寝耳に水で、非常に不快に思っている。内藤選手への謝罪を私の頭越しにやったのは許容するが、移籍の話となれば話は別だ」
金平会長は、史郎氏と協栄ジムとの間に雇用契約があることを強調した上で、「雇用の場合は立場が対等ではない。使用者の私に話もなく、他のジムへの移籍話をするのは背信行為だ」と非難し、不快感を露にした。
15日に史郎氏から相談を受けた津川会長代行は、一部番組で携帯電話の着信履歴を披露。
津川会長代行の発言をもとに、亀田家が移籍するかのようなテロップが流れた。
ところが番組が放送された後、同会長代行は「事実と違う」とあわてて発言を撤回し、歪曲(わいきょく)して報道されたと主張。「(史郎氏から)『ややこしいことになってるから何かあったときは相談に乗ってや』と言われたが、移籍の話は一切なかったんです。テレビが初めて(取材に)きて、ええ顔したかったんや。テレビのワナにハメられてもうた。ややこしいことになってすみません」と謝罪した。
亀田家側も移籍は否定しているようで、金平桂一郎会長に連絡して事情を説明。
金平会長は「間接的に(史郎氏からの)報告は受けたが、強い不快感は持っている。事情は本人から聴きたいが、私と雇用関係にある当事者の史郎氏が、報告もなく他ジムと移籍の話をしていれば背信行為にあたる」と激怒した。
関係者によるとオールジムは経営不振にあり、来年にも大阪市内のジムに吸収される話もある。オーナーでもない会長代行の発言を報じたテレビ局に振り回された亀田家と協栄の話し合いは、25日以降で調整中という。
★津川会長代行「解雇されたら受け入れてもいい」
騒動の震源となったオールジムの津川会長代行は22日、史郎氏からの移籍申し入れについては完全否定したが、亀田一家が協栄ジムから解雇された場合の受け皿になる考えを明かした。
「まず、ないと思うが、完全に協栄ジムから解雇された場合は、受け入れてもいい。大毅はまだ、経験が浅いが、興毅のパンチはすごい」
プロボクサーが国内で公式試合を行う場合、日本プロボクシング協会に加盟するジムに所属しなければならない。協栄ジム解雇の可能性も否定できない亀田家にとっては、願ってもない受け入れ場所を確保したことになる。
「(史郎氏から)15日に電話があったが、移籍については何も話していない。ただ、相談というから、もしかしたら移籍と思ってしまった」と"早とちり"を反省した津川会長代行。「必要があれば、明日(23日)にでも金平会長に会って、誤解を解きにいく」と平身低頭だった。

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