ザ・ハリケーン
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発売日: 2000/12/21
発売元: 東宝ビデオ
デンゼル・ワシントン演じる天才ボクサーのカーターは、キャリアの絶頂で、冤罪によって投獄され、終身刑を言い渡される。ところが、牢獄で書き上げた自伝に影響された少年が、カーターを助けようと動き出す...という実話の映画化。
牢獄でも囚人服を拒否し、常に誇り高く振る舞うカーターが、じっと苦境に耐えながら、希望を信じる姿に心震える。主人公と少年の友情を軸に、人種差別の醜 さ、冤罪の恐ろしさをじっくり描いたのは『月の輝く夜に』などの名匠ノーマン・ジェイソン監督。デンゼルが出演を熱望した作品だけあって、ボクシングシー ンは27キロ減量して挑戦。絶望と希望の間で揺れ動く主人公を渾身の演技で見せている。(斎藤 香)
絶望と希望と正義が必ずしも正当に裁かれず、悪が平気でのさばる世の中。その一方で、正義がなされる世の中。
差別偏見のもとにプロボクサーのルービン=カーターは子どもの頃から3度も施設や刑務所へ送られる。白人の警官や白人の検察、白人だらけの陪審員の不平等な目で一方的に裁かれて。
実際にあった出来事をもとに作っているだけなのでノンフィクションではなくフィクションとして観ればよい。フィクションと考えたとしても社会の不正、理不尽に対する問題提起となるだけの、十分説得力ある作品だと思う。
絶望しか残っていないルービンに届く一通の手紙。世の中がわずかに変わって差別が少しだけなくなったそのときに訪れる希望の光。
ルービンとレザロの出会いが非常に感動的で白人によってなされた悪を白人が取り除こうと努力するところがまたすばらしい。悪い白人ばかりじゃないよ、という黒人の囚人仲間。一度観てみても良い作品です。
ちょっと脚色しすぎな気が...前半部分は熱中できた。主人公がチャンピオンとして活躍していたときだ。
ただ後半になって、いろいろ矛盾点が出てきた。しかしこの映画に出てくる悪役刑事が、実は架空の人物だと聞いて、すべてが解決した気がした。いくら実話をもとにしているからといって、結局映画なのだ。つまり脚色されているのだと。
だいたい実話って言ったって、それは製作者サイドが言い張っていることにすぎない。その話が真実かどうかなんてことは、結局見る側が判断すべきことである。
しかしこの映画は、カーターが無実であることを主張するのが主題ではないのか?
だったらなぜ架空の刑事を出し、その刑事に罪を擦り付ける必要があるのか。カーターが無実であることを証明する、最も重要な部分だと思う。何故そこに脚色を加えるのか。他にも色々脚色されているようだが、それが事実かどうかは確かめられないので、ここでは触れない。しかし我々はこの話が事実かどうかを確かめてもいないのに、「実話にもとづく」という言葉だけで、違和感も含めて100%真実だと思い込んでしまう。とても恐ろしいことだと感じた。
デンゼル・ワシントンらしい傑作です商業主義の日本ではほととんど話題らしい話題にはならなかった映画ですが、内容はやはり素晴らしい。
日本ではまだまだ馴染めない社会悪に対する正義の闘争、それも人生を犠牲にされて命をかけた人権闘争。
決して真似のできる行為ではありませんが、私も正義がツブされようとしている時に立ち上がれる人間でありたいと思います。
デンゼル・ワシントンらしい作品です。マルコムXでも悲劇の黒人指導者を演じましたが、彼は社会で劣勢に立たされた立場にありながら、臆することなく自分が信じる正義を最後まで貫く役柄を演じる作品によく出演しています。彼のそんな作品が私は大好きです。クリムゾン・タイド、フィラデルフィア、等々。このハリケーンでワシントンは、アカデミー主演男優賞を獲得すると言われていましたが、結果はノミネートのみに終わり、翌年、トレーニング・デイという悪徳刑事役で見事黒人初のアカデミー主演男優賞を獲りました。おすぎ曰く「アカデミー賞の選考委員は黒人のワシントンをハリケーンで獲らせてヒーローにはしたくなくて、悪役で獲らせて黒人のイメージを上げたくなかったのでは」いうコメントには、そうであってはならない選考だけど思わずそうだと頷きたくなりました。まあ、この作品が素晴らしいことには間違いはありません。まだまだ、納得できない色んな背景があるということですね。長くてすいません

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