WBC世界フライ級王座に挑む同級15位亀田大毅が10日、大阪市内のオールジムで4回戦、6回戦の若手ボクサー8人を相手に10ラウンドのスパーリングを行った。
変則的なスタイルが持ち味のWBC世界フライ級王者・内藤大助の攻略に、大阪府内の4つのジムからボクサー10人を用意。
サウスポーを除く8人の右ファイターを相手に驚異の10ラウンド荒行を敢行し、対策を練り上げた。「わんこそばならぬ、わんこスパーや! おなかいっぱいやで」と充実の汗を流した。
1人終われば「次、こいや! おかわり!」と繰り返して、スタミナ満タンの相手とひたすらド突き合い。
父・亀田史郎さん、10月25日に世界前哨戦を控え る兄・亀田興毅の怒声が飛び交う中、リングサイドではヘッドギアをかぶり順番を待つボクサーの行列ができる異様な光景。
うち2人が2回ずつ消化した以外は 毎回、元気いっぱいでリングに上がるパートナーとフルスイングの打撃戦を展開した。後半こそ手数が減ったが「相手が全員フルパワーやからな。でも10回い けた。
内藤と12回打ち合ってもいける」と初体験のハードトレに手応えを示した。8人には4階級上のフェザー級選手もいたがパワーでは見劣りしなかった。
30坪ほどのジム内は熱気に包まれた。「相手は4回戦か6回戦や。ボクシングが完成していないから変則的やろ。内藤はうまくもないし強くもないけど、動き だけは変則のゴキブリや。だから意味があるんや」と大毅。
王者は極端にジャブが少なく、左右のスイングパンチが武器。スリ足でフックを振り回す変則的なス タイルとあって、まだスタイルが完成していない発展途上のボクサーの思いがけないパンチが、王者内藤大助への対策になるという。
収穫を得た大毅は、1カ月後に迫っ た大舞台に向け、スパートをかける。11日も同ジムで練習する。

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