11日のWBC世界フライ級タイトルマッチを前にチャンピオン内藤大助、挑戦者・亀田大毅の予備検診が4日午後に後楽園ホールで行われ、両選手ともに異常なしと診断された。
通常は、両者はここで顔を合わせるが、無用の混乱は避けたいというJBCの計らいで時間をずらして検診・会見が行われ、内藤、亀田の顔合わせはなかった。
初の世界戦となる大毅の体のサイズが初めて明らかになったが、身長で5.5cm下回る内藤のリーチが173cmで、大毅の162.5cmを10.5cmも上回っていることが判明。接近戦を得意にする大毅に対し、射程圏外で離れて戦うことも可能になり、作戦面で優位に立った。
想像以上のリーチ差に内藤の表情が緩んだ。「リーチが長いのは自分の特長。それを生かす戦い方は常に頭にある」。
内藤は3日の公開スパーリングでロングレンジから何度もワンツーを繰り出した。さらにフットワークを使い、打っては離れるアウトボクシングも披露。接近戦はもちろん、大毅の得意とする左フックが届かない距離で戦う準備は整っている。
トラブルを避けるために時間をずらして個別に行われた予備検診後、内藤は「いつも試合が近づくにつれて不安になるが、落ちるところまで落ちて、最後に開き
直る。開き直った自分が楽しみです。でも今回はすでに爆発させたいという気持ちが出ている。自信とかではなく、早く亀田と戦いたいということ。ふだんより
気合いが入っています。でも試合は冷静に戦いたい」「一緒にいるともめるかな。その方が面白いのかもね」と笑った。
続いて行われた挑戦者の会見で亀田は
「情けないチャンピオンを倒すだけ。リングでいじめたる。あいつはいじめられっ子。俺はいじめっ子。とりあえず11日を見てくれ」と豪語。減量について聞
かれると「51kgで何度もやっている」と懸念を一蹴した。
両者の対面は試合前日の10日の調印式。

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