亀田3兄弟の三男・和毅が、王者の内藤大助を挑発した。大毅―内藤戦の直前の10月初旬に予定される公開スパーリングで、内藤のパートナーに名乗りを上げた。内藤が即刻、拒否の構えを見せて実現は難しそうだが、プロデビュー前の16歳は、兄の助けになろうと本気だ。
アマチュア大会出場のため、メキシコに旅立つ直前の成田空港で和毅が吠えた。「世界戦前に公開スパーリングがあるやろ。オレとやらんか。逃げんな!バチバチいったる」。単なる挑発ではない。「1ラウンド10万円でどうや」と自らためた貯金をファイトマネーとして提示した。
発言の裏には兄の勝利を願う思いが込められている。
内藤が練習相手の不足を訴えると、元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋勝重、前WBA世界同級王 者・名城信男が相次いで協力を申し出た。着々と築かれる大毅包囲網。その流れを断ち切るために和毅は挑戦状を叩きつけた。注目の一戦は、周囲からヒートアップしている。
しかし内藤大助は亀田和毅からの有料スパーリングを拒否した。
亀田陣営からの金に糸目をつけない不快な提案。しかも、17歳年下の和毅からの挑発に、「そんなこ とは、普通やらない。異種格闘技になるかもしれないからね、逃げるなって?オレは逃げるよ。そういうプロ意識は大賛成だけど、内藤大助がどういう選手か教 えることになるから」と冷静な対応。
試合直前の公開スパーリングでケガをするわけにもいかず、拒否は当然だった。
この日はスパーリングの協力を申し出た川 嶋の試合をテレビ中継のゲスト解説として観戦。「ガードで顔面を覆う構えとか大毅に似ているし、本当に助かる」と早速、スパーリングの日程を打ち合わせて いた。内藤は今週中にもスパーを再開する。

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