前WBA世界スーパーフライ級王者で現在2位の名城信男がWBC世界フライ級王者・内藤大助のスパーリング相手に名乗りを上げた。
2007年10月11日、亀田大毅を挑戦者に初防衛戦に臨む内藤とスパーリングする計画。
名城も因縁浅からぬ亀田家退治という共通目的へ、助太刀を名乗り出た。なお名城陣営は2007年11月26日に大阪府立体育会館第2競技場で再起戦に臨むと3日発表。相手は未定だが、海外から国内王者クラスを招く。
内藤とは昨夏、5回のスパーを2度手合わせ。「今までで一番苦戦したスパー。フェイントがうまく何度も引っ掛かった。勉強になった」。その経験も糧に7月、不利の下馬評を跳ね返して世界奪取、辰吉丈一郎と並ぶ国内最速タイ8戦目の偉業へつなげた。
2度目の防衛戦でムニョスに判定負けした2007年5月から4カ月。さらなるレベルアップを期す名城にとって内藤は最高の教材だった。
名城のオファーを伝え聞き、内藤も「力強いファイターという印象。ありがたい話」と前向き。亀田大毅を挑戦者に迎える初防衛戦。すでに舌戦が展開され、大毅は内藤の動きを指して「ゴキブリ」呼ばわり。内藤も「絶対に勝つ。できればKOで。国民の期待ですから」と背水の陣を敷くだけに助太刀に感謝した。
名城も、亀田家とは因縁がある。2003年11月、長男・興毅のプロテストでスパーの相手を務めた。2004年9月にも再び拳を交え、手応えは互角以上だったが、翌日の新聞に「オレのパンチ、マジでヤバイで。グローブが12オンスやったからな。8オンスでいったら三途の川を渡りかけてるで」と目を疑う興毅の暴言が載った。
両者共通の願いである打倒亀田家に向け、東西の強打者が「亀田家被害者の会」の強力タッグを組む。
名城信男は現在世界再奪取に向けてスタイルの改造に取り組んでいる最中で。ガード主体の防御から、ガードに頼らず前に出て相手パンチを外しながらの防御へ。すべては手数という自らの特長を生かすためだ。モデルは88連勝を記録し、世界王座を3階級制したフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)。「ファイタースタイルを突き詰めたい」と意気込んでいる。

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