プロボクシングWBC世界フライ級王者・内藤大助に挑戦する「亀田3兄弟」の二男、大毅が17日、兄の興毅 (20)とともにメキシコに出発した。現地ではWBC世界Sフライ級王者クリスチャン・ミハレスら世界の強豪と拳を交える。海を渡った武者修行で地獄のス パーリング合宿に耐え、国内最年少での世界王座奪取をめざす。
亀田家の動きは素早い。大毅の世界初挑戦が決まった翌日に、成田発の航空機でボクシング強国メキシコに出発した。18日に現地のアマ登竜門「ゴールデン・
グローブ」で第2戦を戦う弟・和毅(16)の応援を兼ねるが、10・11の世界戦を見据えた合宿のメニューは過酷だ。 「ボクシングのレベルを上げるため
に行くんや。毎日、びっしりスパーリングをするで」
父・史郎トレーナー(42)は言い切った。現地のパンチョ・ロサレスジムに、強豪選手をスパーリングパートナーとして集結させた。兄弟よりも1階級上の世界王者ミハレスをはじめ、WBA世界Sバンタム4位のフリオ・サラテらだ。
大毅は「ミハレスと(スパーリングを)やりたいな。楽しみやで」と目をギラつかせた。世界王者、世界ランカーを相手に70ラウンド以上を消化する予定だという。
スパーリング以外の環境もそろう。標高2240メートルのメキシコシティーでは、朝晩で計10キロのロードワークだけでも心肺機能を高めることができる。パワー、スタミナを一気にアップさせる一石二鳥のプランだ。
過酷なメニューが用意された合宿は27日まで続く。「メキシコで自分のレベルを上げてくるで」と意気込む大毅。地獄のメキシコ合宿が、最年少王座への道につながると信じている。
興毅が弟にエール
亀田流のきつい言葉で、世界初挑戦の弟にエールを送った。「あいつ(内藤)といい勝負をするようじゃ、大毅もたいしたことないで。2階級制覇は無理や
ろ」。昨年獲得したLフライ級の世界王座を返上した兄は、フライ級の世界戦では弟に先を越されたが、当面はサポートに徹する。すでにビデオで王者の特徴な
どを研究し、「オレは内藤の(動きの)まねもできるようになったで。役に立つやろ」と自らの役割を果たすつもりだ。
内藤は休養中
この日も帰省中の北海道豊浦町の実家で休養。18日に帰京し、「堅い亀のガードを突き崩す研究、分析、練習をしたい」。ファイトマネー総額3億円のビッグ
ファイトに向けて、24日から本格始動する。まずはスタミナアップのために、長野・車山高原で走り込み中心の合宿に突入する。

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