注目の亀田家初の日本人対決による世界戦で両陣営の意向を受けた日本ボクシングコミッションは直前の計量、調印式などの行事を含め、さまざまな面で公平性、透明性の確保を目指す。「内藤-大毅」はこれまでの世界戦では最も「中立」のリングで行う。
注目の日本人対決に向けて異例の「介入」で厳戒態勢を敷く。WBC世界フライ級王者内藤大助VS亀田大毅戦のジャッジ、レフェリーの送迎、来日後のスケジュール管理を行うことが決まった。通常はプロモーターの仕事だが、公平性、透明性を確保するため両陣営がJBCに任せることで合意した。またグローブも、メキシコ製で統一することが決まった。
中立機構でもあるJBCの職員が、WBCから派遣されるジャッジ、レフェリーを完全管理する。試合直前の来日後、成田空港から都内ホテルまで送迎し、滞在中も行動を共にする。
ジャッジ、レフェリーの管理は本来、プロモーターの役目だが。今回の世界戦の国内のプロモーターは協栄ジム。慣例なら協栄ジムの職員が行うはずだが、両陣営は公平性を徹底して追求し、あらぬ疑惑を持たれぬよう、JBCに依頼することで合意した。
異例ともいえるJBC介入の根底には微妙な判定に持ち込まれた昨年8月の興毅の世界戦がある。
ランダエタ戦は国民的な議論を呼び、激しいバッシングによる 苦い思いは、亀田家のみならず日本ボクシング界全体が味わった。そんな事態を回避するためにも、JBCの力を借りることになった。JBCの安河内剛事務局 長は「両陣営の意向でもあるし透明性、公平性の確保に努力したい」と話した。
不透明感の一掃は、これだけではない。この日、JBCは両陣営と、メキシコ製のレイジェス社のグローブで統一することでも合意した。大毅はメキシコ製、内 藤は日本製と国内では初めて、別会社のグローブで試合を行うはずだった。
それぞれの特性があるものの同じ8オンスグローブで、海外の世界戦では例もあるだ けに問題はなかった。それでも徹底した公平性を図るため、先月の世界戦発表時に決めていたメキシコ製で統一することに決まった。

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